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トルコでM7.3の地震発生、大地震から生き残る方法

2011/10/24

10/23(日)、トルコ東部でM7.3クラスの地震があった。
 
震源はイランとの国境に近いワン県で、深さは約20キロ。ロイター通信などは、トルコ地震研究所が死者数は500~1000人規模に上るとの見通しを示したと伝えた。
 
 トルコのアタライ副首相は県都ワンや近隣のエルジシュなどで多数の建物が倒壊したと述べた。ロイター通信によると、学生寮を含む約30棟が崩れ落ちたエルジシュでは病院に約50人の遺体が運び込まれた。県都ワンでも被害が広がっており、死傷者数の増大が懸念されている。
 
 がれきの下からは生存者が助けを求める声が聞こえるといい、地元テレビは、近隣住民が手作業でがれきを除く姿を映し出した。
 
 エルドアン首相は軍を動員しての迅速な救援活動を指示したが、ワンの空港も大きな被害を受け、救援物資の搬送もままならない状況。被災地域の通信状態は悪化し、停電している。
 
 
 
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トルコだけなく、2011年から世界的に地震、津波、火山活動、気象異変などの自然災害による被害が急激に増加しています。
国家的な対策を立てる事と同時に、個々人が安全要領と災難対応策などを確認する必要があります。
 
本格的な災害(=地球の自浄作用)が始まるのはこれからです。今後地球上で安全な場所はほとんど無くなるとすると、普段から各種災害に対する準備は今や必須であることを強調しておきます。
 
 
【突然地震が発生したら、どう行動すべき?】
 
・室内にいるならば、門をあけ、出口を確保する。
 
・火災が発生した場合、煙を吸わないように服やハンカチで口と鼻を塞ぎ姿勢を低くしながら避難する
 
・道にいるとき発生したら、窓や看板などの落下物から頭を保護し体を守る
 
・百貨店や劇場、地下街などの狭い場所や高層ビルといった人が密集する場所はできる限り行かないようにする
(今の状態は緊急事態で、いつ大地震が起きるかわからないのです。今までと同じように生活していては助かる命も助かりません)
 
・余震は本震よりも規模は小さいが、本震によってダメージを受けた建物に致命的な損傷を与えかねないため気を抜かない
 
・停電したならば、懐中電灯などを使用する。火(ろうそくやライターなど)は漏れだしたガスが爆発する危険があるため安全が確認できない限り使用しない。
 
・床の尖った物体や割れたガラスの破片などに備え、動きやすい靴を履く
(普段からスニーカーなど動きやすい靴で外出しましょう)
 
・地震後建物を点検する際、崩壊の危険があるため最小限の診断を、できるだけ離れて行う
 
・ガス漏れの音やにおいがわかったら、窓を開けて避難、可能ならば元栓を締めておく。
 
・消防、警察、救助隊の助けがあるまでは、被害地域にむやみに近づかない。
 
 
 
 
耐震設計の優れた建物の多い日本ではありますが、今後列島全土で起こる地震の前にはなすすべもない建物が多いでしょう。
電気と水の供給が中断され、冬になれば寒さと同時に疾病が急激に広がる可能性もあり、それに対する徹底した準備が必要と言えます。
 
 
災害マニュアル本やwebページは非常に多く存在します。
是非一度目を通しておく事を推奨します。事前に学習しておかなければ咄嗟の対応は難しいでしょう。
 

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