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ホッキョクグマ、生存のためのダイエット
2011/10/25 動植物との対話
温暖化で一部の動植物が小型化、シンガポール大研究気候変動によって多くの動植物の大きさが小さくなっているとする論文が16日、科学誌「Nature Climate Change」に掲載された。これらの動植物の中には、飢餓に近い状態で暮らしている10億人を超える人びとの貴重な栄養源になっているものもある。 微生物から食物連鎖の上位にいる捕食動物まで85種の動植物のデータを検討したところ、45%近くが数世代を経るうちに小型化していたという。 論文を書いた研究者たちは、急激な気温上昇と降水パターンの変化が生物の大きさに与える影響は、予想できない深刻な結果をもたらす恐れがあると警告している。 これまでの研究で、最近の気候変動により生物の生息地と繁殖サイクルのタイミングが変化したことは知られていたが、動植物の大きさに与えた影響についてはほとんど注目されてこなかった。■化石が示す温暖化による生物の小型化...